会報2019-4 48号キタテハ号
キタテハ(黄立羽)
学名:Polygonia c-aureum
市街地でも普通に見ることのできるタテハチョウの仲間。成虫で越冬し、冬季でも暖かい日に日光浴している所を見かける事がある。幼虫はカナムグラを食草とし、葉を糸で綴じ合わせて巣を作る。成虫は花や樹液、果実に集まる。よく飛び回る種類だが地上に静止する事も多く、ゆっくり近づけば逃げないので観察する事ができる。小種名(学名)の頭の「C」は後翅の模様に由来し、学名にハイフンが入る珍しいパターンである。 深沢大地