▶会報2022-1 57号 テングチョウ号
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会報2022-1 57号 テングチョウ号
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テングチョウ(天狗蝶)
学名:Libythea celtis
北海道から南西諸島まで広く分布する小型のタテハチョウで、鼻先が長く尖っている事から天狗と名付けられた。この鼻のような部分はパルピ(下唇髭)という器官で、匂いなどを感じる触覚のような役割を果たす。幼虫の食草はエノキやエゾエノキ等。成虫は6月〜7月頃に発生し、真夏には一度休眠する。9月頃になると活動を再開し、成虫で越冬する。侍従川では主に源流域や周辺の林で見られ、春先最も早く飛び始める蝶の一つである。(深沢大地)