▶会報2022-4 60号 カンムリカイツブリ号
【カンムリカイツブリ(冠鳰) 学名:Podiceps cristatus】
大型のカイツブリの仲間で、夏羽の特徴的な頭部から冠と名がついた。日本には主に冬鳥として飛来するが、国内での繁殖例もある。純白の長い首は遠くからでも良く目立ち、白鳥と間違われる事も。11月頃から4月頃に海岸や河口で水面に浮かんでいるのが見られる。泳ぎが上手く、潜って魚を捕まえる。
侍従川流域では平潟湾や野島海岸で見られるが、餌を求めて河川に入る事も多く、汐見橋付近でも何度か観察されている。2005年頃までは稀な冬鳥であったが、2000年代後半から徐々に数が増え、2021年の冬には1日に37個体が平潟湾及び野島海岸で確認された。3月から4月頃、繁殖地へ渡っていく直前には、侍従川流域でも鮮やかな夏羽を見る事ができる。-深沢大地
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