▶会報2024-2 66号 イワツバメ号

イワツバメ(岩燕) 学名:Delichon urbica
アフリカ大陸、ユーラシア大陸、東南アジアなどに生息しており、日本には九州以北に夏鳥として飛来する。西日本では局所的である。

全長は13センチメートルほどで、腹と腰が白色でそれ以外は青みを帯びた黒色の羽毛で覆われている。ツバメとは喉元に赤色の羽毛がないことや尾羽の切れ込みが浅いことなどから見分けることができる。

主に飛翔性の昆虫を食し、群れで飛行しながら採餌する。集団で繁殖し海岸や山地の岩場に泥と枯草を用いて球状の巣を作るが、近年は橋の高架下や駅のホームなど人工物で営巣するのをよく見かけ、分布は拡大傾向にある。ツバメよりは人間との距離がそこまで近くないようだ。

侍従川周辺では平潟湾に面した橋の高架下でそこそこの数が営巣している。(五月女陽斗)

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