▶侍従川のホタル生息地の見学と環境保全
2022年7月11日 瀬谷環境ネット 藤巻 和美
侍従川ホタル観察会で、数百頭ものホタルが見られたというニュースをホームページで知り、どのようなことを行なっているのかお聞きしたいと思い、山田さんに直接お会いできるチャンスをいただきました。
7月4日の当日は、大道中学校の侍従川源流を見学させていただいた後、侍従川沿いの拠点となっている場所まで歩き、心地よい風が吹く中、ベンチに座ってお話を聞きました。自然環境保全活動を活発に行なっている侍従会ですが、このような活動は趣味だけでできるものではないというお話があり、今までに様々なご苦労があったことを知ることが出来ました。
環境保護を中心に考えていた私にとって、山田さんの「ビクともしないフィールドをつくる」という言葉が響きました。希少な生き物を守りつつ、子どもたちが、どんどん川に入って魚を捕ったり、生き物を飼育したりしながら、自然と触れ合うことの楽しさや大切さを学んでいく、捕っても捕っても大丈夫なくらい沢山の生き物がいる場所を作っていく、そのために川の環境を保全していく、という考え方は新鮮でした。
山田さんは、今まで活動場所を広げてきたけれども、これからは地元での活動に力を入れていきたいと話してくださったのも印象的でした。
私が住んでいる瀬谷区では、2027(令和9)年に国際園芸博覧会(花博)が開催される予定です。そのために、相沢川の源流が暗渠化され、水田が埋め立てられ、桜並木が伐採されるという残念な計画があります。
ひっそりとホタルが舞うのは、この場所に隣接する「瀬谷市民の森」の中にある和泉川の源流付近です。この川をずっとたどると江ノ島まで流れているそうです。先日、モクズガニを発見しました。川をさかのぼって、長い旅をしてきたのでしょうね。
私たちが住んでいる瀬谷でも、できる限り多くの自然環境が残ることを願っています。今日学んだ環境保全の考え方を生かして活動を続けていきたいと思います。
遠くからお越しいただき、ありがとうございました。これからも情報交換をさせていただきたいと思います。「瀬谷市民の森」にも行ってみたいと思います。
見学させていただき、ありがとうございました。
是非一度「瀬谷市民の森」も見に来てください。