▶日本の自然を愛した「C.Wニコルさん」

https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0009250604_00000

令和2年4月に亡くなったC.W.ニコルさん。「勇魚(いさな)」「風を見た少年」などの著作で知られ、長野県黒姫高原で森の再生に取り組み、人間と自然の共生を訴え続けた。ニコルさんは1940年、英国・ウェールズ生まれ。空手の修行のために訪れた日本でブナの原生林が残る豊かな自然に魅了されました。その後、長野県黒姫高原への永住を決ますが、バブル経済を経た日本の自然破壊に衝撃を受け、森の再生に取り組み始めます。私費を投じて広さ34ヘクタールにも及ぶ森林を復活させ、子供たちに自然を守ることの大切さを伝えました。古き良き日本を愛し現代の日本人を叱咤激励し続けた79年の生涯でした。

ニコルさんは、ブナを植えて日本の森の再生に取り組みました。侍従川にアシを植えて、その浄化作用で川を清流に戻そうという侍従会の活動と同じです。「健康な山と健康な森があったら健康な川がある」そのとおりです。さらに「健康な川があれば健康な海がある。そして、海から捕れる魚が人間を健康にしてくれる」ニコルさんは、私たちに自然の大切さを教えてくれました。

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