会報2021-1 53号 スミウキゴリ号

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会報2021-1 53号 スミウキゴリ号
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スミウキゴリ(墨浮吾里、墨浮鮴)
学名:Gymnogobius petschiliensis (Rendahl, 1924)
最大で15cm程に成長するハゼの仲間。北海道から九州まで広く分布し、主に河川中流域から河口域に生息する。近縁のウキゴリ(だぼはぜ通信37号)と良く似ているが、第1背鰭後端に黒色斑が無い事で区別できる。産卵は待従川のハゼ類では最も早い12月頃から行われ、4月頃まで続く。メスは石の裏に塊で産み、オスは孵化するまで石の下で卵塊を守る。孵化した稚魚は一度海に降り、3cm程に成長すると群れで川を遡上する。待従川でも初夏になると中流から下流域にかけて沢山の幼魚を見ることができる。ウキゴリよりも下流に生息するとされるが、待従川ではシマヨシノボリと並びかなり上流まで生息する種類。(深沢大地)

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