▶会報2023-3 63号 ヒロバネカンタン号

ヒロバネカンタン(広翅邯鄲) 学名:Oecanthus euryelytra
日本では本州~南西諸島に幅広く生息しているが、やや局地的である。全長約1.5cm程の黄色又は黄緑色の小型の直翅類で主に年に2回、7月~10月頃に発生する。ある程度湿気のあるクズやヨモギが繁茂する草原に生息していて海岸線の草地などを好む。別種であるカンタンとは明らかに翅の幅が広く腹に黒い線が無いこと、カンタンは「ルルルルル…」と連続的に鳴くが、本種は「ルー・ルー・ルー」と区切って鳴くため判別は容易である。金沢区周辺でも小規模草地があれば生息していることが多い。(五月女陽斗)

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