▶会報2025-1 69号 クマガイソウ号

●クマガイソウ(熊谷草) 学名: Cypripedium japonicum
 北海道南部から九州にかけて分布する。扇型の葉が対性になるように二枚付き、唇弁という部分が発達した袋状の独特な花が咲く。地下茎が発達していて1メートル以上伸びることもある。主に低山の林床に生育し、大きな群生を作ることも稀ではない。名前の由来は源平合戦で熊谷直実が付けていた母衣の形に似ていることから名付けられた。近縁種のアツモリソウは平良敦盛の母衣の形に例えられている。
 侍従川流域及び金沢区内でも数箇所自生が確認されているところがあるが、どこの自生地もいつ無くなってもおかしくない危機的な状況である。要因としては盗掘や森林の荒廃などがあげられる。(五月女陽斗)

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