▶侍従川の環境保全活動について学んだこと
2022年7月5日 瀬谷環境ネット 片岡 理恵
この度、侍従川の環境保全活動について、7月4日、山田さんにお話をお聞きして、様々なことを学ばせていただきました。
侍従会は、清掃活動や子どもたちとの川遊びを通じて、地域に認知される川づくりをしてきたことが分かりました。説明をお聞きしている最中に中学校の校長先生が挨拶にみえたり、地元の方から声がかかるなど、侍従会が地域の方に一目置かれている存在になっていると感じました。
自然環境保全活動は多くの人の理解と協力が不可欠です。個人や学校、行政機関、市会議員など多くの人、組織、機関と関係性を築き、人の輪を広げていったことをお話していただきました。様々な住民の意見がある中で、治水と環境保護の落とし所を探るため、話し合う努力をしていることは素晴らしいと思いました。
今回の見学で私が、いちばん驚いたのは、コンクリート三面張りの住宅街の中を流れる一見すると普通の川に、多様な生き物がいる豊かな自然があることでした。川底の小石とアシ、マコモ、定期的な清掃、行政の自然保護への理解などの様々な要因があったことを知りました。環境が整えれば、同じようなコンクリートの川も水質が改善され、生き物が戻ってくるのではないかと感じました。川の環境保全について、もっと学びを深めたいと思いました。
地元の瀬谷以外の地域の環境保全活動を見学するのは、今回が初めてでしたが、共通する課題や参考になることが多く、大変勉強になりました。最後になりましたが、丁寧に侍従川をご案内していただいた山田さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。
治水と環境保護は、相反するものでなく両方やっていかなければいけないものだと思います。同じ課題を持つグループとして知恵を出し合って、より良い都市河川になるように活動していきましょう。