2014−4 28号 ヒドリガモ号
ヒドリガモ(緋鳥鴨)
学名: Anas penelope Linnaeus
解説:ユーラシア大陸北部やアイスランドで繁殖し、冬季はヨーロッパ、アフリカ北部、インド北部、中国南部、朝鮮半島、日本などに渡り越冬する。いわゆる“淡水”ガモであるが、海域でよく見られるのは、ノリなどの海藻類を好んで食べるからであろうか。侍従川流域ではカモ調査を開始した1994年頃は海域でしか見られなかったのが、今では下流域で普通に見られるようになった。国際的には減少傾向で国際自然保護連合(IUCN)レッドリストに指定される(軽度懸念)。オスの頭部の色から「緋(色)鳥」ガモと名付けられた。色だけでなく、角張った額も特徴的。肉は臭みがありあまり美味しくないそうだ。 山田陽治