<侍従川の治水と環境保全についての打合せ>

・日時:3月17日(木)13:30~14:10
・場所:観音崎自然博物館
・参加者:高橋のりみ議員(以下のりみ議員)、山田代表、佐野副代表、飯村クリーンアップ担当リーダー

打合せの会場

観音崎自然博物館で侍従川の治水と環境保全について、市議会議員の高橋のりみさんを交えて打合せを行いましたのでご報告いたします。

■ 議事内容
① 中野橋周辺のアシについて
・大道の地域が横浜市の浸水地域に指定されたので、川の氾濫について地域の不安が高まっている。
・侍従川に生えているアシが川の氾濫に繋がるのではないかという声が一部の住民から出ている。
・現時点では、アシが原因で侍従川が増水して氾濫するかどうかは科学的に検証されていない。
・アシや土手の土をすべて取っ払うという0か1かの考えではなく、今はこの部分をこのくらい刈る、ここは除去する、これは残すというような常に生き物が生息しやすい環境に配慮したやり方を頭に入れて対処する必要がある。
・住民の方の不安を解消するために、増水や流れに影響があるかないかに関わらず、年二回は刈る必要があるのではないか。
② 川の増水で下水が逆流してマンホールから浸水した事案について
・のりみ議員が横浜市道路局に逆流をおさえる仕組みを取り入れることで解決した。

■ 侍従会からの要望
・治水事務所には、科学的エビデンスに基づいたアシが川の増水に与える影響の検証、適切な治水と環境保全の方法を示してほしい。
・地域からの侍従川の増水の心配の声は、以前からある大道町内だけではなく、西大道町内からの声も大きいので西大道町内会長とも話し合いをしていきたい。
・侍従会は、一部の住民の方が思っているような環境だけ考えて、川の安全面をないがしろにしているのでなく、治水を考えた上で、環境に配慮した安全な川づくりを考えていることを住民の方に知ってもらいたい。
・現時点では、アシが原因で侍従川が増水して氾濫する科学的根拠がないことを中立の立場であるのりみ議員から住民に伝えてもらいたい。
・神奈川県の治水事務所に対して大村議員などの県議会議員からアプローチしてもらったらどうか。侍従会の会員になっている他に議員にもお願いし、党派を超えた対応をお願いしたい。
・侍従川は、子どもたちのコミュニティの場であり、周辺学校などの環境教育の場でもあるので、その声も聞いて欲しい。
・現実的には調整池の確保は難しいが、横浜市域分の上流の流れに工夫をするなど、総合的な治水を考えていきたい。

■ のりみ議員からの提案
・のりみ議員と数人で立ち上げる金沢シーサイドFMを侍従会の活動を広めるために利用したらどうか。
・山田代表も事務局として名を連ねている金沢区こども会連合会に、のりみ議員も事務局で入っていることもあり、こども会とのコラボ、例えば、以前行っていたアシ船づくりのような侍従川のアシを使って盛り上がるような運動ができると、地域からの侍従会の活動に対する目も変わるのではないか。

■ まとめ
・治水や生き物の環境保全に考慮したアシの刈り取りや土砂の削り取りは必要と考えている。侍従会としては目先のことだけを考えるのでなく、5年後、10年後を見据えて、川と周辺地域が上手く共存できるように長期的な視点で侍従川と関わっていく必要がある。
・治水と環境保全は相反するものでなく侍従川をより良い川にしていこうという共通の目的を持っている。侍従会の活動を理解してもらうように周辺の地域住民の方への情報発信が重要である。そのために、こども会や青少年指導員や六浦地区センターや大道コミュニティハウスなど地域と共催したイベントも有効である。

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